○の國の勝尾寺
例年なら山が燃える季節であろう。カラスが、後で食べるべく残しておいたような柿が一つふたつと今にも落ちそうに熟され、箕面の山中に晩秋が訪れていることをその物悲しさが語り掛ける道中であった。
観音正寺の千眼千手観音さま
先々週に痛めた腰が未だに悲鳴を上げている。2足歩行が人類に与えた永久の苦痛。
年に2度程はどうしても「痛み止め」の世話にならざるを得ない時が在る。それにしても今回は復元にやたら時間がかかっているようだ。その痛みが走る中を事も在ろうに「西国三十三ヶ所」でも難所中の難所と言われた「観音正寺」に車を向けた。
竹生島の観音さま
琵琶湖の広さを改めて思い知らされた。今津の観光船乗り場から鏡のような湖面
をそれは40分程掛けて進み往く。
穏やかな湖で今日は良かった。荒れると2メートルにも達する様な波が立つと聞く。
第二十七番書写山円教寺に毘沙門天を見た
ロープーウェイが発車すると一瞬にして眼下に姫路の街並みが箱庭と化し遠くに播磨灘が見える。残念な事に角度の問題で白鷺城は見えはしないのだが向こうには悠久の季を経て武士の魂が語り継がれる天守閣がそびえているのだ。
中山寺と固焼き煎餅
大きな山門をくぐると露天商が店を出している。
その内の一つに忍者焼、固焼き煎餅が在る。もう五十数年焼き続けてきたおっちゃんが「噛んだらアカンよ、歯が欠けるから」と売っている。
観光客の清水寺
暖冬とは言え、「1月」に間違いは無いのだが、ここ京都東山の「清水寺」は相変わらず観光客でその賑わいの絶える事を知らないようだ、その日も大勢の人が暖かな「冬」を楽しんでいるようであった。
夏ばて気味の石山寺
さて、石山寺である。以前に一度、門前まで行きお参りする事無く帰った寺である。その当時は門前にだだっ広い無料の駐車場が在り何軒かの土産物屋や食堂が立ち並び流行り廃りを感じさせない風情が漂っていた記憶がある。
三室戸寺
「カーナビ」とは本当に便利な物で、何処へ出かけるにも億劫さが無くなる。そこは宇治の地に在り、亀岡の田舎からは随分遠い所と認識していたのだが、カーナビで検索すると僅か一時間と少しで付く事ができる。当然、そんな所迄の土地カンは持ち合わせては居ないのだが、恥ずかしいくらいに地理が解っていない。長岡の隣が伏見でその隣が宇治だと、それが理解出来ないまま出発した。
花野浄土ははつせ寺
長谷寺である。
T氏と待ち合わせをしている寺である。
まいるより たのみをかくる ふじいでら
通い慣れた道である。最初はなんと遠いのかと思った物だがさほどのことは無い。ただどおしても渋滞の中をすり抜けるように走るのは未だに好きには成れない。車を藤井寺ICで一般道に戻し解体工事が始まった元近鉄バファローズの本拠地、藤井寺球場を後目に左折すれば間もなく目指す「葛井寺」が在るのだがなんと駐車場は反対側の沿線ぞいであった。
槇尾山のやまのぼり
もとをただせば、そう言うものか或いは近いかにせよ、一言で言ってしまえば「誰がこんなところに寺を建てたのか」と言う話で終わってしまうのだが、ここ大阪府和泉市に位置する槇尾山施福寺はそのガイドブックにも特筆されている通り33か所の中でも難所を極めたような山寺であった。
やたのからすに案内されて・・・
わけあって少し早いとは思うのだが「西国三十三カ所霊場巡り」を始めた。
後はどうでもよいわけではないにしろ、ともかく第一番札所「那智山青岸渡寺」は振り出しであるからいくら遠くともそこからスタートをしたかった。


